〜 産婦人科医院スタッフによる妊娠体験記(30代・伏見区)〜
vol.7

🔹〜池田産婦人科医院スタッフによる妊娠体験記〜🔹vol.7
🐶 14週目
🔸そういえば妊娠初期の「どうしても今日はコレが食べたい!」というような食事への執着が薄れている。そして妊娠前の人生では考えられなかった異常な食欲も落ち着いた。不快なほどでもなかったが、やはりどちらかというと食べづわりだったようだ。
今は普通の食欲に落ち着いて、朝昼は適当に済ませることが多いものの、夫と一緒に自宅で食べる夕食は野菜やきのこ・海藻にタンパク質と炭水化物など、バランス良く摂るように心がけて食事の支度をしている。毎日帰宅したら健康的な食事が準備されていることについて、夫はぜひともわたしに感謝してほしい😤
🐶 15週目
🔸花粉症発症以降しばらくしてから、耳鳴りに悩まされるようになってきた。特に左耳の中で自分の脈の音が大きく聞こえる。調べたら拍動性耳鳴りと言って、すぐに耳鼻科で相談しろとのこと。特に静止状態から動き始めたときや食事を始めた瞬間に鳴り始める。まず産婦人科で相談したが耳鼻科で診てもらう方がよいとのことで耳鼻科へ。耳鼻科の先生いわく「妊婦さんはホルモンが乱れるから耳鳴りもよくあるんです、さらに花粉症で鼻の粘膜が炎症を起こしていますから耳管がうまく働いていないですね。よく効く漢方と点鼻薬を処方しますね」とのこと。「漢方でも心配な方は敬遠されることもありますが、どうしますか?」と聞かれたので
「妊婦でも大丈夫な薬なら飲みたい!ぜひ飲みたいです!」と食い気味に言ったら笑われながら処方してもらえた。
しかし妊娠中でなくても、健康な状態でも人間の体はストレスで調子が揺らぐことは多い。妊婦さんは我慢して当たり前、薬を飲む方が何があるか分からない、というのはどうなの、と思う。ずっと体調不良でも我慢してストレスを感じ続けるのは胎児にとって影響ないが、薬を飲んだら即悪影響が、というのは「ホンマかいな?」という感じだ。結局「この薬を飲んで胎児に影響が出たらどうしよう」と心配になるストレスと、体調不良を我慢し続けるストレスとを天秤にかけるということなのだと思う。
🐶 16週目
🔸漢方を飲むと耳鳴りは薄膜1枚隔てたところで音がするような印象に変わってきた。とはいえまだ症状がなくなってはいないので漢方も点鼻薬も続ける。
スギ花粉は落ち着いてヒノキ花粉の時期になってきたので花粉症の症状は落ち着いてきた。よかったよかった。
つづく
執筆者:池田産婦人科医院スタッフM(30代前半・伏見区)
監修:井上 真理子 医師(産婦人科専門医 / 日本産科婦人科学会)

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