〜池田産婦人科医院スタッフによる妊娠体験記〜
vol.3
🔹〜池田産婦人科医院スタッフによる妊娠体験記〜🔹vol.3
🐶 6週目
🔸産婦人科で心音を確認できた🌼
無事におなかの中で生きていることが分かりひと安心。何か気を付けることはありますか、と先生にたずねたところ「特にないので普通に生活してください」とのことだったので、普通に元気に暮らすことにする。
8週くらいで大体正確な出産予定日が確定するので、そのタイミングで母子手帳を受け取るなど次のステップに案内されるとのこと。次の目標が決まると気持ちがラク。
🔸子どもがいる弟夫婦に、妊娠出産育児についての本でおすすめのものがあるか聞く。弟はものすごく真面目なのであっという間におすすめの本リストが20冊近く送られてきて軽く引く(すまない)。その中ですぐに役立ちそうなベネッセのムック本を夫が注文してくれたので、届いてすぐ一緒に読んだ。妊娠中に自分の体がどう変化していくか、食生活や運動について気を付けること、自治体に申請するお金のことなど詳しく載っていて助かる。
🔸「今日もおなかの赤ちゃんは元気に育っているかしら♪」というハッピーな思考には全然至らず、便秘の時は1日中トイレのことを考えており、腹痛で下す時はずっとおなかの痛みと戦っている。おなかの中のヒトのことを考える余裕が全然ない。自分の体調のことのみである。まったく優しい母体になれていないが中のヒトにはどうか許してほしい。消化の調子は悪いものの、食欲はあるので食事は普通に取れている。においも特に敏感になっていない。ただやはりなんとなく全身重たくて疲れているので、すぐ横になってしまう。
🔸夜にどうにもおなかが痛くてしばらく横になっていたのだが、原因はタイツにあったと判明。特に着圧タイプのものでもないが、タイツを脱いでおなかが締め付けから解放されると一気にラクになった。その手で即マタニティ用のインナー、ゆるいシルエットのワンピースをポチる。まだ特にウエストサイズが変化しているわけでもないのに不思議。眠るときの姿勢も、まだ仰向けで全然平気だが右を下にして横に向くとちょっとしんどい。右を上にして横になるのがラク。
🔸特にしんどいつもりもないが、何かしようという元気もわかないのでひたすら横になって眠る。何か生産的な活動をしなくては、と焦る気持ちもあるものの、(自分の体内ではいま最も生産的な活動がなされているのだ…)と自分をほめたたえて堂々と寝る。
🔸しばらくおなかに優しいものを食べて胃腸を休めたおかげで便秘も下痢も無し!おいしくご飯を食べられてスッキリ快便で最高の気持ち。消化器の調子が自分の幸福のバロメーターである。昼寝をしたときに腰の下に小さなカーペットタイプの電気あんかを敷いて腰をあたためたのもよかったかもしれない。妊娠の報告をするとほぼ全員から「体を冷やすな!あたためろ!」とアドバイスをもらうので、とにかく体をあたためるよう意識している。おかげで毎日ベイマックスのように着ぶくれているが、自分と中のヒトの健康のためなのだ。
つづく
池田産婦人科医院スタッフM(30代前半)